衝撃的なニュースが日本の芸能界を駆け巡っています。ジャニーズ事務所が9月7日に行った記者会見において、新社長の東山紀之氏が登場し、同事務所の過去の圧力や忖度について説明しました。この会見は、ジャニー北川氏の生かし問題を受けて行われ、藤島ジュリー景子前社長や井ノ原義彦氏も参加しました。

記者からの質問では、テレビ朝日系の音楽番組「ミュージックステーション」に対する圧力が取り上げられました。他の男性アイドルグループが出演できなかった事例や、元SMAPメンバーの復帰が遅れたことが指摘され、忖度が依然として存在するのかどうかが問われました。これに対し、東山氏は「忖度は必要ない」とし、ファンのために公正な対応を求める姿勢を示しました。

一方、井ノ原氏は社長に就任してからの疑問を口にし、過去の体制がいかに問題であったかを指摘しました。彼は「忖度をなくすのは容易ではない」とし、長年にわたる日本の芸能界の慣習を考慮する必要があると述べました。また、藤島氏はメディアコントロールについての質問に対し、他のグループの出演を止めるように指示されたことはないと否定しました。

この会見の中で、特に注目を集めたのは元KING&Princeの平野紫耀氏です。彼は2022年にグループを脱退し、事務所を退社しました。平野氏はジャニー氏の性加害問題に対する忖度についてどう考えているのか、多くのファンが関心を寄せています。

平野氏が脱退した理由の一つには、ジュリー氏との関係が影響しているとされています。平野氏は、海外進出を目指していたものの、ジュリー氏からの厳しい言葉を受けて、将来に不安を覚えた結果、脱退を決意したのではないかと推測されています。また、平野氏がジュリー氏との面談を申し込んだにもかかわらずドタキャンされたことも報じられ、事務所内の人間関係の複雑さが浮き彫りになりました。

ジャニーズ事務所は、長年にわたり芸能界において強大な影響力を持ち続けてきましたが、今回の会見を通じてその体制に疑念を抱く声が高まっています。平野氏のように、事務所を離れた人々がどのように今後のキャリアを築いていくのか、また事務所自体がどのように変わっていくのか、今後の動向に注目が集まります。