2021年、モデルのマリエさんが自身のインスタライブで衝撃的な告発を行った。彼女は当時、著名な芸人・島田新助から性的な要求を受けたと明かし、その場には他の芸人も同席していたという。しかし、この告発はメディアに取り上げられることなく、彼女の声は闇に葬られてしまった。
マリエさんは、18歳の時に収録前の挨拶を欠席したことを理由に呼び出され、島田から「これからは仕事がなくなるぞ」と脅されるような発言を受けたと語った。彼女が断った後、実際に彼女の仕事は減少し、制作会社には謝罪に行かされたという。このような状況は芸能界の構造的な問題を浮き彫りにしており、告発が報道されなかった背景には、当時のメディアの忖度があったとされる。
告発から3年後、マリエさんの苦しみが再注目され、SNS上での反応が変化してきた。以前は否定的な意見が多かったが、最近の報道や他の芸能界の問題が影響し、彼女の告発が勇気ある行動として評価されるようになった。さらに、フジテレビでも同様の問題が存在することが明らかになり、企業が放送を見合わせる動きも見られる。
マリエさんは、今もなお誹謗中傷や仕事の減少といった二次被害に苦しんでいるが、彼女の告発は、芸能界における構造的な問題を炙り出すきっかけとなった。彼女は「この問題が未来に向けて建設的な議論に繋がることを願っている」と語り、視聴者に対しても意識の変化を促している。これからの芸能界に必要なのは、視聴者の目と声である。