千葉県船橋市にある市立中学校は、修学旅行の行き先を2025年に開催される関西万博からユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に変更することを決定しました。この変更は、万博会場内でのメタンガス検知による安全面の懸念から生じたものです。
学校側によると、万博会場では開幕の数日前である6日に、危険な濃度のメタンガスが検知され、爆発の危険性が指摘されていました。特に、2024年3月には万博会場近くのトイレでメタンガスが溜まり、実際に爆発事故が発生する事例も報告されています。このような状況を受けて、保護者からの安全に関する強い要望が学校側に寄せられました。
学校は5月11日に開催した保護者会で、万博への訪問を続行することに自信が持てないと説明し、行き先の変更を決定しました。保護者たちは、子どもたちの安全を最優先に考え、学校の判断を支持する声が多く聞かれました。ある保護者は、「命の危険がある場所に行かなくて本当に良かった」と述べ、修学旅行が楽しみであることを強調しました。
修学旅行は、学生たちにとって貴重な体験であり、安心して楽しむことができる環境であるべきです。USJへの変更は、学生たちにとっても新たな思い出を作る良い機会となるでしょう。他の学校にも、この中学校の慎重な判断に続いて、安全を最優先とした選択をしてほしいとの声が上がっています。
万博は個人での訪問が可能であり、子どもたちの安全が確保されることが最も重要であると考えられています。このような判断が、今後の修学旅行の安全基準となることを期待します。