フジテレビの幹部が、元タレントの中井正弘氏とのトラブルを巡る問題で、スイートルーム会やバーベキュー後の寿司代を会社に請求していたことが明らかになりました。この件については、第三者委員会による調査報告書が31日に発表され、具体的な金額や請求内容が詳細に記載されています。
報告書によると、令和3年12月に東京六本木の外資系ホテルのスイートルームで開かれた会合の費用、約38万円がフジテレビの編成幹部によって会社へ請求されていたことが分かりました。この請求は、番組のロケなどの施設使用料の名目で行われていたとされています。また、令和5年5月31日に行われたバーベキューでは、中井氏が飲食費を負担した後、その後の寿司代約12万3,500円を編成幹部が会社に請求したということです。
このような請求が行われていた背景には、業務の延長としての接待飲食があったとされ、会社ぐるみの問題として捉えられています。報告書では、「スイートルーム会」という名称で呼ばれるこの会合には他のタレントも参加しており、芸能界からの引退を考えているとの話題も出たとのことです。このような事情から、今後スポンサーとの関係も影響を受ける可能性があります。
フジテレビはこの問題に対してどのように対応するのか、引き続き注視が必要です。第三者委員会の調査結果によって、会社の経費として扱われていた事実が明らかになったことで、さらなる波紋を呼ぶことが予想されます。社会的な責任を問われる中、フジテレビの今後の動向が注目されます。