元宝塚歌劇団星組のトップスターとして知られる女優、寿美花代が家族との絶縁と、施設生活を選ぶに至った理由が明らかになり、業界に衝撃を与えている。彼女は1963年に俳優の高島田尾と結婚し、二人の息子をもうけたが、現在は高島家と絶縁状態にあるという。
高島家はかつて芸能一家として知られ、家族の絆は強いとされていた。しかし、1998年に高島がうつ病を発症し、以降、家族の生活は一変。高島は2003年に復帰するも、健康状態は悪化し続けた。寿美花代は夫を支え、自宅で介護を続けたが、2019年に高島が亡くなると、彼女は一人で豪邸に住むことになった。
高島田尾の死後、寿美花代は孤独感に苛まれ、周囲は彼女の心身の状態を心配していた。息子たちとの関係も悪化し、二人は母のサポートを行うことなく、コミュニケーションも途絶えてしまった。2022年末には、寿美花代が豪邸を手放し、施設に入居することが報じられた。
また、寿美花代の家族には過去に悲劇的な事件もあり、長男の道男は生後5ヶ月で殺害されるという衝撃的な出来事があった。この事件は彼女の心に深い傷を残し、息子たちにはあまり話せなかったという。
現在、寿美花代は90歳を超え、体力の限界が近づいている。彼女の所属事務所は「静かに暮らしている」とコメントし、温かく見守ってほしいと呼びかけている。高島家の複雑な人間関係と、寿美花代の選択は、芸能界における家族の在り方について再考を促す事例となっている。