二所ノ関親方の部屋管理に関する問題が再び浮上し、相撲界に衝撃が走っています。元横綱稀勢の里であり、理事長候補として期待される二所ノ関親方が運営する二関部屋で、未成年力士による飲酒や、力士間の悪ふざけがエスカレートした様子が告発されました。特に、未成年の力士に酒を強要する行為が報じられたことは、相撲協会内でも大きな波紋を呼んでいます。
2月23日に配信された週刊誌の内容によれば、昨年の九場所中に撮影された動画には、酔った状態の力士が酒瓶を使用した衝撃的なシーンが映っており、周囲の力士たちはそれを笑って見ている様子が確認されました。この問題は、昨年にも二関部屋で発生した荒れた行動と関連しており、相撲界全体の風紀の乱れを象徴する出来事となっています。
二所ノ関親方は、部屋の管理が行き届いていないことが指摘されており、弟子たちの生活環境が劣悪であることも問題視されています。関係者によると、弟子たちの教育が不十分で、清掃や生活管理に対する意識が欠如しているとのことです。さらに、親方が弟子と接する機会が少なく、部屋運営におけるガバナンスの不備が浮き彫りとなっています。
相撲協会は、この問題に対し当事者からの聞き取り調査を行ったものの、全員が「ふざけてやった」との認識を示しましたが、行為の深刻さを軽視しているのではとの批判もあります。相撲界の改革が求められる中で、二所ノ関親方の今後の対応に注目が集まります。相撲協会には、明確なガイドラインの策定と徹底した管理体制の構築が急務とされています。