ジャパネット高田の創業者、高田明氏が社長を退任してから10年が経過しました。現在76歳の高田氏は、依然として活発に活動を続けており、個人事務所「A&ライブ」を立ち上げ、ジャパネット高田の社内にて事務所を構えています。高田氏の独特な声と情熱的なプレゼンテーションは、今なお多くの人々に懐かしさを与えています。
高田氏は、結婚後はファッションや買い物には無関心で、妻の意向に従って服装を選ぶことが多いと語ります。また、食事についても小食であり、酒は好きだが最近は弱くなったと述べています。高田氏は、妻の貢献を大いに評価し、彼女が30年以上にわたり自身を支えてきたことに感謝の意を表しています。
一方、高田氏の息子、浅氏は2004年にジャパネットに入社し、顧客情報漏洩事件を契機に経営に深く関与するようになりました。父子の間には経営に関する考え方の違いがあり、激しい議論も繰り広げられましたが、それが成長の要因となったと考えられています。2015年には浅氏が社長職を引き継ぎ、高田氏は完全に引退する決断を下しました。
高田氏は、「創業者にいつまでも引きずられないのが良い」とし、息子に経営のバトンを渡したことが、今後のジャパネットの成長に繋がると信じています。現在、ジャパネットは新たな経営者のもとでさらなる発展を遂げ、長崎駅近くに新たな複合施設を開業するなど、地域活性化にも貢献しています。
高田氏の情熱は衰えを知らず、117歳まで生きることを目指し、商人の言葉を大切にしながら新たな夢を追い続ける姿勢が印象的です。これからも彼の歩みから目が離せません。