女優で歌手の中村芽子さんが、昨年12月31日に89歳で死去したことが発表されました。葬儀はすでに家族だけで行われ、後日お別れの会が予定されています。中村さんは、86年にわたる芸能界でのキャリアを誇り、特に『愉しき哉人生』やNHK紅白歌合戦での活躍で知られています。彼女の最後の仕事は2023年12月25日の番組収録でした。
中村芽子さんは、2歳で映画デビューを果たし、以降、ドラマやラジオでも幅広く活動しました。彼女の夫である作曲家の津義幸氏は、彼女のキャリアを支え続け、子供たちも芸能界で活躍しています。長女の高津神奈さんは作家、次女の神津はきさんは女優として、それぞれ成功を収めています。
中村さんは、若い頃に睡眠不足からノイローゼになり、自殺未遂を経験しました。その際、夫の津義幸氏が偶然に彼女を救ったエピソードは、二人の絆を深める運命的な出来事とされています。結婚生活は長く、夫婦円満の秘訣として「お互いに無理をせず、平和を保つ」という姿勢が強調されていました。
また、彼女の生涯は多くの人々に影響を与え、芸能界における大きな存在であったことは間違いありません。中村さんの遺産や遺言、そして子供たちの現在の活動についても注目が集まっています。中村芽子さんの死去は、芸能界にとって大きな損失であり、彼女の存在は今後も多くの人々の心に残ることでしょう。心よりご冥福をお祈り申し上げます。