作家の祝越氏が、13日に放送された「東京MX5時」にて、東京・新宿区高田馬場の路上で発生した女性作家・最上あいさんの刺殺事件についての見解を述べました。この事件は、彼女がライブ配信中に男に襲われて命を奪われたもので、多くの人々が衝撃を受けています。
祝越氏は、事件に対する反応として「どんな理由があれ、殺人は許されない」という前置きを多くの人がする一方で、被害者にも責任があったと感じている人が少なくないと指摘しました。彼は、無差別な暴力事件においては、加害者が一方的に非難されることが多いが、今回のケースでは被害者に対する見方が異なるとし、社会における「悪い成功体験」が大きな影響を与えていると述べました。
さらに、祝越氏は、加害者が一見して弱そうな人物であることから、被害者が過信していたのではないかと推測。彼は「本当に怖いのは、外見からはわからないような人物だ」と警告しました。彼の意見に対し、ネット上では「悪い成功体験」という言葉が注目を集め、被害者が他者からの信用を失っていたのではないかという意見も寄せられています。
また、祝越氏は過去の事例を引き合いに出し、成功体験に囚われた人が最終的に大きな失敗に繋がることがあると警鐘を鳴らしました。彼の発言は、単なる事件への反応に留まらず、社会全体の価値観や人間関係の重要性についても考察を促すものでした。
最上あいさんの冥福を祈りつつ、この事件を通じて私たちがどのように人間関係を築いていくべきか、改めて考える機会となることを願います。