元所属タレントの長瀬子さん(54)が、かつて所属していた事務所の会長である島浩(74)氏によるセクハラ被害について、実名での告発を決意しました。長瀬さんは、この告発を通じて、同じような被害に遭った女性たちに勇気を与えたいと語っています。
長瀬さんは、島企画室に在籍していた2016年の春から夏にかけての出来事を振り返りました。当時、仕事の関係で会長と同じ方向に帰ることが多く、ハイヤーでの送迎を受けていました。最初は何気ない挨拶の一環だと感じていた手を握る行為が、次第にエスカレートしていったとのことです。長瀬さんは「最初は普通の会話だったが、次第に会長の行動に不快感を覚えるようになった」と述べています。
彼女は、会長からの手を握る行為が「親愛の情を示すもの」として続けられ、その中で「いい女だね」と言われることもあったと語りました。しかし、長瀬さんはその行為が許容されるものではないと感じ、最終的には事務所からの追放を決断しました。彼女は「こんなことが許されるのはおかしい」とし、他の被害者が声を上げる勇気を持つことを呼びかけています。
この告発は、芸能界におけるセクハラ問題に再び光を当てることとなりました。長瀬さんは「私の経験を話すことで、他の女性たちにも何かしらの助けになれば」と意気込みを語り、勇気ある行動を取る決意を示しました。彼女の発言は、多くの人々に影響を与え、今後の問題解決に向けた議論を促すきっかけとなるでしょう。