歌舞伎俳優の片岡愛之助（かたおか あいのすけ）さんが、11月29日の舞台稽古中に舞台装置との接触により重傷を負い、顔面の複雑骨折を起こしました。彼は2メートルの高さから落下し、緊急手術を受けたものの、その容体は深刻であると報じられています。12月1日から予定されていた「顔見世興行」に出演できないことが発表され、ファンや関係者の間に大きな衝撃が走りました。
片岡さんは、京都の南座で行われた稽古中、幅2メートルの舞台パネルが降りてきた際に顔面を打ちつけたとされています。事故当時、彼の意識は明瞭であったものの、後の診断で大きな怪我が確認されました。南座の関係者は、事故の原因について調査中であるとしています。
今回の舞台は、毎年恒例の京都の冬の風物詩として多くの人々に親しまれており、片岡さんの出演を楽しみにしていたファンにとっては非常に残念な知らせです。代役には中村和太郎さんが抜擢され、スムーズに演技をこなしています。愛之助さんは自身のブログで心境を吐露し、怪我をしたことに驚きつつも、回復に向けた前向きな気持ちを表明しました。
片岡愛之助さんは、歌舞伎界での長いキャリアを持ち、映画やドラマにも出演する人気俳優です。彼の復帰を願う声が多く寄せられる中、早期回復が期待されています。ファンは、彼が再び舞台に戻る日を心待ちにしています。