篠山紀信さんが2024年1月4日に急死したことが報じられました。享年83歳で、彼は長年にわたる病苦を抱えており、2023年末から体調を崩していたとのことです。篠山さんは、三島由紀夫やジョン・レノン、山口もえさんなど、60年以上にわたり時代を象徴する人物を撮影した著名な写真家として知られています。
1940年に東京で生まれた篠山さんは、大学で写真を学び、1961年にカメラマンとしてのキャリアをスタートしました。その後、ヌードや芸能人の写真を数多く手掛け、高い評価を受けました。特に1980年には、ジョン・レノンと小野洋子のキスを捉えた写真が話題になり、レノンの遺作となったアルバム『ダブルファンタジー』のジャケットに使われました。この瞬間を記録できたことを篠山さんは光栄に思っていたと語っています。
プライベートでは、篠山さんは1971年に初婚し、後に離婚。その後、元歌手の南沙織さんと再婚し、3人の息子を授かりました。南さんは家庭を優先しつつも、再び芸能活動を再開しました。息子たちの中で次男の篠山秋信さんは俳優として活躍しており、特にNHKの情報番組でのレポーターとして知られています。
篠山さんの死去に際し、多くのファンや関係者が彼の偉大な業績を称え、哀悼の意を示しています。彼の作品は、芸術の枠を超え、さまざまな世代に影響を与え続けることでしょう。篠山紀信さんのご冥福をお祈りいたします。