ファッション評論家で知られるタレントのピーコ（本名：杉浦克明）さんが、79歳で亡くなったことが報じられました。彼は9月3日に多機能不全による決症でこの世を去り、葬儀は密かに行われました。ピーコさんは横浜市出身で、高校卒業後はアパレル業界で働き、その後文化服装学院を経てデザイナーとしてのキャリアをスタートさせました。双子の弟であるお杉さんと共にタレントデビューし、多くのテレビやラジオ番組に出演しました。

彼の晩年は複雑なもので、2022年にはお杉さんとの同居生活が始まりましたが、二人とも認知症の初期兆候が見られる中での老老介護生活は長続きせず、2022年2月には別居を余儀なくされました。その後、ピーコさんは自身のマンションに一人残り、健康状態は悪化していったとされています。

ピーコさんは2023年3月、万引きで逮捕され、その後行方不明になったというニュースが報じられました。彼は逮捕後、施設に入所し、以降は連絡が取れない状態が続いていました。彼の行動の異変は、近隣住民からも指摘されており、孤立した生活が影響していたと見られています。

また、ピーコさんの私生活にも注目が集まっています。彼は70歳の時に35歳年下の男性と親しい関係を築いており、その様子が週刊誌に取り上げられました。ピーコさんは、友人としての関係を強調しつつも、その若い友人に対する依存があったことも伺えます。

ピーコさんの死去は、彼の弟であるお杉さんにとっても大きな衝撃であり、今後の生活や財産管理についての懸念が広がっています。ピーコさんの人生は、多くの人々に影響を与え、彼の死はファンや関係者にとっても大きな損失となりました。彼の華やかなキャリアの裏にあった老後の苦悩が、改めて考えさせられる出来事です。