田所守る(29歳)は、自ら立ち上げた建築デザイン会社での成功を目指している。しかし、彼の人生は弟・直樹との対立や、家族からの圧力に悩まされてきた。守るは建築デザイナーになる夢を追い求める中で、両親から教師になるよう強く求められ、苦しむ日々を送っていた。直樹は外面が良く、家族の前では兄を慕う姿を見せるが、実際には守るを嘲笑する態度を見せていた。
守るは家族との関係が悪化し、最終的には祖父の助けを借りて実家を出る決意を固める。祖父が亡くなった後、守るは彼女・エリカとの関係を深め、結婚を決意する。しかし、彼の幸福な日々は、直樹の裏切りによって脅かされる。直樹はエリカに接触し、彼女を奪おうとするのだった。
直樹の行動により、エリカは守るから離れてしまう。守るは心の支えを失い、仕事に打ち込むことで悲しみを紛らわせるが、ある日、旧友の美玲と再会する。美玲は守るの幼馴染であり、彼女の夢を叶えるためにスタジオのデザインを依頼してきた。この再会をきっかけに、守るは美玲との距離を縮めることになる。
美玲との関係が深まる中、守るは直樹との過去を乗り越え、新たな夢を抱くようになる。直樹は最終的に教師の道を断念し、引きこもりになってしまうが、守るはもう彼に関わるつもりはない。美玲と共に新たな未来を築く決意を固めた守るは、彼女と支え合いながら笑顔を作る仕事に邁進していく。二人は共に成長し、互いに支え合う関係を築いていくのだった。