中日ドラゴンズの守護神、ライデル・マルティネス投手(28)は、今季で3年契約が満了となり、球団の保留者名簿から外れる見込みです。これにより、12月に自由契約選手として公示され、中日を含む全12球団と交渉が可能となります。
マルティネス投手は、2017年に育成契約でキューバから派遣され、翌年に支配下契約を結びました。以降、6年連続でフル回転し、今季は43セーブで2年ぶり2度目のタイトルを獲得するなど、名実ともにセ・リーグ最強の守護神として活躍しています。
中日球団は、マルティネス投手の残留を強く望み、既に金額提示を済ませています。井上新監督も直接会談を行い、「勝つためにはお前の力が必要不可欠だ」と熱意を伝えました。
しかし、他球団もマルティネス投手の獲得に動いており、特にDeNAやソフトバンクが高額のオファーを提示していると報じられています。
マルティネス投手自身は、「今のところ白紙の状態。ドラゴンズに戻るかもしれないし、戻らないかもしれない」と述べ、母国キューバで熟考する意向を示しています。