上沼恵美子が中居正広に対し、激しい怒りを表明し、放送事故のような状態となった。これは、フジテレビとフジメディアホールディングスによる調査報告書が公表されたことがきっかけである。この報告書では、中居正広が関与した複数のハラスメント事案が明らかにされ、特に女性に対する不適切な行動が取り上げられた。
中居は、2024年1月に芸能界からの引退を発表。その背景には、女性とのトラブルがあったとされており、フジテレビの幹部社員も関与していたことが報じられた。この問題により、約80社のスポンサー企業が撤退する事態となり、フジテレビの対応が厳しく問われている。3月31日、設置された第三者委員会が発表した394ページに及ぶ報告書では、被害者である女性Aがフジテレビのアナウンサーだったことが確認され、中居の行為が「業務の延長戦場における性暴力」として認定された。
上沼恵美子は、4月6日に放送された自らの番組でこの問題を取り上げ、「こんなことをやる中居はクズだ」とコメント。彼女は、メールの内容ややり取りの生々しさに驚き、「女性を物扱いするとは何様のつもりか」と激怒した。また、上沼は中居が計画的に女性を誘導したことを指摘し、被害者が断れなかったのは中居の手腕によるものだとし、彼女の立場を擁護した。
さらに、上沼は中居がこれまでに行ってきた社会貢献活動についても触れ、「寄付やボランティア活動をしていた中居のイメージが一瞬にして崩れ去った」と嘆いた。中居の行動が、彼のファンや社会に与えた影響は計り知れず、芸能界全体に波紋を広げている。
今回の騒動は、フジテレビの責任だけでなく、中居の行動が引き起こした問題であることも示している。上沼恵美子の発言は、多くの視聴者の共感を呼び、今後の芸能界におけるハラスメント問題への意識向上を促すものとなるだろう。各テレビ局や芸能界には、再発防止のための徹底した取り組みが求められている。