宮内庁が先日開催された宮中晩餐会において、ブラジルのルラ大統領のスピーチを改ざんしたことが明らかになり、大きな波紋を呼んでいます。この晩餐会では、ルラ大統領夫妻が天皇陛下と皇后雅子様に対して称賛の言葉を述べたとされていますが、その内容が報道される際に一部改変されていたのです。
問題のスピーチは、ルラ大統領が皇后雅子様の功績を称える内容であったとされますが、報道では「天皇皇后両陛下」と表現され、雅子様の名前が削除されていました。これにより、ルラ大統領及びブラジル国民に対する失礼な行為となり、国内外からの反発を招いています。
一部の報道によれば、この改変は宮内庁内の区内長によるものであり、翻訳の過程で誤って行われた可能性が指摘されています。しかし、なぜこのような意図的な改変が行われたのか、その背景には様々な憶測が飛び交っています。特に、雅子様を称賛する内容が国内で適切に報じられない状況に対して、多くの批判の声が上がっています。
さらに、報道に関与した地方メディアが同じ改変された内容を引用していることから、宮内庁内の指示があったのではないかという見方も広がっています。ブラジル政府は、ルラ大統領のスピーチの原文をそのまま掲載しており、日本国内のメディアの対応との対比が際立っています。
これに対し、ネット上では「外交上の大問題だ」との声や、「誰が指示したのか」という疑問が相次いでおり、宮内庁の透明性や信頼性に対する懸念が強まっています。この件が今後どのように展開されるのか、国内外の注目が集まる中、宮内庁及び政府の対応が求められています。