日本テレビの平日朝の情報番組「スッキリ」が、来年3月末をもって終了することが明らかになりました。加藤浩次さんがMCを務めてから17年の歴史に幕を下ろすことになります。終了理由としては、視聴率の低下が指摘される一方、他にもさまざまな要因があるとされています。
特にネット上で注目を集めているのが、ジャニーズ事務所の圧力です。加藤さんは、11月7日の放送でKING&Princeのメンバーがグループを脱退する際に「海外を目指す権利は全員にある」とコメントし、ジャニーズに対する苦言を呈しました。この発言がきっかけで、打ち切りが決まったのではないかという憶測が広がっています。加藤さんの発言に対し、ファンからは感謝の声が相次いでいましたが、日テレの上層部はそのスタンスに眉をひそめていたとの情報もあります。
さらに、加藤浩次さんは昨年3月に吉本興業とのエージェント契約を打ち切っており、日テレにとっては完全フリーの加藤さんを起用するメリットが薄れたとも言われています。また、加藤さんは過去にも吉本の経営陣に対して批判的な立場を取っており、これが契約打ち切りの一因と考えられています。
視聴率の低迷も続いており、特に最近は3%から4%台が多く、裏番組の視聴率が2%台であることからも、打ち切り圏内とされていました。さらに、主要スタッフの入れ替えにより、番組の独自性が薄れた印象も持たれています。こうした複合的な要因から、終了は避けられないとの見方が強まっています。
ネット上では、加藤さんを支持する声や、ジャニーズ事務所の影響力を批判する意見が相次いでおり、ファンの間でも動揺が広がっています。加藤さん自身も「17年続いたのは感謝しかない」と述べ、番組の終了に対する思いを語りました。最後の放送までの間、加藤浩次さんから真相が語られることを期待する声も多く寄せられています。
「スッキリ」の終了は、テレビ界だけでなく日本のエンターテインメント業界におけるさまざまな問題を浮き彫りにする出来事となりました。視聴者にとっても、加藤浩次さんの発言やスタンスが今後どのように影響を与えるのか、注目が集まります。