女優で歌手のいしだあゆみさんが76歳で亡くなったことが報じられました。彼女は2023年3月11日、東京都内の病院で甲状腺機能低下症により息を引き取りました。所属事務所は、葬儀は親しい人のみで行われると発表し、一般のお別れ会は開かない意向を示しています。
いしださんは、1968年にリリースされた名曲『ブルー・ライト・ヨコハマ』で広く知られ、その後も多くの映画やドラマで活躍しました。特に、1977年の映画『青春の門 自立編』での助演女優賞受賞や、1986年の『片腕の女』での日本アカデミー賞最優秀主演女優賞受賞は彼女のキャリアのハイライトです。また、ドラマ『北の国から』や『夢千代日記』などでの存在感も印象深いものでした。
彼女は私生活でも波乱に富んでおり、特に元夫の萩原健一さんとの関係は多くのメディアに取り上げられました。結婚後、萩原さんの逮捕などが報じられ、最終的に4年で離婚が成立しました。離婚後は再婚の噂もありましたが、公式には独身を貫いたとされています。
いしださんの健康状態についても注目が集まりました。近年は激やせが報じられ、病気の懸念もありましたが、実際には特定の重病ではなく、彼女自身のライフスタイルが影響していたようです。彼女は独特な生活スタイルを持ち、物を極力減らし、シンプルな生活を送っていたといいます。
いしだあゆみさんの歌と演技のキャリアは、多くのファンに愛され続けてきました。彼女の人生は波乱に満ちたものであり、名曲『ブルー・ライト・ヨコハマ』は世代を超えて歌い継がれることでしょう。彼女の功績を振り返りながら、心よりご冥福をお祈りいたします。