小倉智昭さんが急逝したことが、報道やSNSを通じて広まり、ファンや同僚たちに衝撃を与えています。彼は1947年に秋田市で生まれ、1970年にテレビ東京に入社し、数々の番組で活躍したフリーアナウンサーでした。特に、情報番組『とくダネ!』の司会者として知られ、長年にわたり多くの視聴者に愛されてきました。
小倉さんは2016年に暴行癌を患い、その後も病気との闘いを続けていました。2018年には大量出血があり、全摘手術を受けることになりました。そして、2021年にはステージ4の癌と診断され、治療を続けていました。2023年には腎臓を全摘する手術を受けましたが、その後も病状は厳しく、最終的には治療の手立てがないとの宣告を受けました。
彼の晩年を支えたのは、15歳年下の第二夫人、さゆさんです。小倉さんは、さゆさんに対して深い感謝の気持ちを抱いており、彼女の献身的な看護が彼の生活を支えていました。小倉さんは、家事を自ら行い、さゆさんとともに日常生活を大切にしていたことが知られています。彼は「年を取ってからやろうと思っていることは、若いうちにやった方がいい」と語り、限られた時間を大切にする姿勢を示していました。
小倉さんは、結婚歴が2回あり、初婚は大学時代の同級生とのものでしたが、5年で離婚。その後、1985年にさゆさんと再婚しました。彼の趣味はコレクションであり、愛する物に囲まれる生活を楽しんでいました。さゆさんは、彼のコレクションを理解し、家のリフォームを提案することで、彼を支え続けました。
彼の死は、多くの同僚やファンに衝撃を与えました。フジテレビの伊藤アナウンサーは、彼との最後の会話を振り返り、「本当にショックです」と感慨深く語りました。また、同局のカル新一アナウンサーも、小倉さんの業績や人柄を称賛し、彼が生涯現役であったことを改めて強調しました。
小倉智昭さんの死は、彼が築いてきたキャリアや人間関係に大きな影響を与え、多くの人々にとって忘れがたい存在となるでしょう。彼のご冥福を心よりお祈り申し上げます。