青山京子さんが夫・小林明さんに残した切ない遺言と、彼女の晩年の生活についての詳細が明らかになりました。青山さんは2020年1月12日に肺がんで84歳という若さでこの世を去りましたが、その最期は家族に囲まれた穏やかなものでした。
青山京子さんは1935年生まれの元女優で、1950年代から1960年代にかけて数多くの映画に出演し、特に『潮騒』での活躍が記憶されています。彼女のキャリアは、当時の日本映画界での地位を確立するものでしたが、1967年に小林明さんと結婚後は芸能界から引退し、家庭に専念しました。
小林明さんは1964年に人気歌手・美空ひばりさんと離婚した後、青山さんと出会い、彼女の支えによって数多くの困難を乗り越えました。青山さんは、小林さんの家庭を支えるために全てを捧げ、彼の仕事が自由にできる環境を整えていたといいます。小林さんは後に「女房には本当に感謝している」と語っており、青山さんの存在が彼の成功を助けたことを認めています。
青山さんの晩年は、肺がんとの闘いの日々でしたが、彼女は強い意志を持って治療を拒否し、家族と穏やかな時間を過ごしました。最期の日、家族全員が揃った中で静かに息を引き取ったと報じられています。この時、小林さんは彼女の手を握りしめ、感情を抑えていたとも伝えられています。
葬儀は2020年1月23日に東京で行われ、多くの友人や関係者が集まり青山さんを偲びました。葬儀の最中には、娘のまなさんが涙を流す場面もありましたが、小林さんは最後まで冷静に振る舞っていました。
青山さんと小林さんの間には、娘のまなさんと息子の和道さんがいます。まなさんは以前女優として活動していましたが、現在は小林さんの個人事務所の社長を務め、他にも音楽活動やセラピストとして多岐にわたって活躍しています。息子の和道さんは小林さんのマネージャーを務めており、家族の絆は深いようです。
青山京子さんの生涯と小林明さんとの関係は、愛情と支え合いに満ちたものでした。彼女の死後も、小林さんは活動を続けており、最近では募金活動にも参加しています。青山さんの思い出は、今後も多くの人々の心に生き続けることでしょう。